櫻田 精―
生命讃歌 (第14回日洋会展)
日展参与、二代日洋会副委員長、小山敬三賞受賞
「水ぬるむ」「奈良風景」「鳩のいるヨーロッパ風景」
「千葉風景」など想い出す名作は沢山ある。
決して大声ではないが観る人の心に泌込んでくる深い
静かな美の極地を示した作風は愛好者が多い。
晩年極められた深い技法と境地は滋味掏しても尽き
ないものがある。色は温暖だが甘くはない、絵肌は
ソフトだが鈍くはない。むしろ底よりつき出てくる厳しさ
と強さが見えてくる。画面構成の腕力は幾多の大作に
よって示されている。絵は人柄という。温厚慈愛あふれ
る包容力の大きさを感じる。そして中に鋭い反骨精神
が貫かれていた。尊敬する画人である。
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